桜の園
- 作者: チェーホフ,小野理子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/03/16
- メディア: 文庫
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南ロシアの5月,美しく咲いた桜の園に5年ぶりに帰ってきた当主ラネーフスカヤ夫人.思い出に浸る彼女を喜び迎える屋敷の人びと.しかし,広大な領地はすでに抵当に入り,まもなく競売にかけられる運命にある.さまざまな思いの交錯するなか,いよいよその日がやって来た…チェーホフ最後の,そして最も愛されてきた戯曲.〈新訳〉
丸ごと引用
チェーホフおじさんの戯曲なので、とても短い。なぜか人物名が覚えづらく、最初はそれであたふたしていたので、2回目でようやく落ち着いて読めるようになった。
かつて「『桜の園』に描かれているものがヒューマニズムなんじゃー、よく覚えておけー」と爺様に言われて以来、ずっと気にかけてはいたのだが、なぜか後回しになってしまった。そして、ようやく読み終わった今、ずっとそのことについて考えている。
しかし、なんというか、正直よくわからない。これがヒューマニズムだとしたら世の中っていうのはなかなか悲しいものである。その「悲しいけど頑張ろう感」がヒューマニズムなのか。よくわからんが、いずれにしろ短いものであるから、今後も読み直す機会があれば読んでみることにしたい。