日本の夜と霧 大島渚
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2006/05/27
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
ちょくちょく名前は耳にする作品なんだけど、それゆえ逆に手がつけづらかったもの。(僕はひねくれ者なので…)あんまり演出がどうこう言われてる作品だと、見た目はオシャレだけど意味不明な作品なんじゃないかと気が重くなるのだが、この作品は演劇っぽい演出で普通に楽しめた。安保闘争を共に戦った学生たちが、10年後に仲間の結婚式で再会する。そこでかつての仲間の死が話題となり、不満に思っていたこと、疑問に思っていたことなどが噴出する。
いい映画。安保活動自体の評価は別として、やっぱり当時の学生運動を取り囲む空気はアツい。意気込みが違いますね。ヘーゲルとかマルクスとかがっつり読み込んで、勉強してみるだけの価値はあるのかもしれないなぁ。一人で「ゆきゆきて神軍」みたいな事にならなければいいですが。まぁ、今で言えば外山恒一か。