MB13が摂取したもの

読んだもの、見たもの、食べたものなど、外から取り入れたもの全般についての感想を書いておくチラシの裏

三国志

三国志 (1) (潮漫画文庫)

三国志 (1) (潮漫画文庫)


言わずと知れた横山光輝の「三国志」。文庫本版、全30巻読了。僕は三国志の知識は殆どゼロだったのだが、授業で三国志演義を扱うというので、ざっと、流れと主要人物の特徴だけ抑えておこうという気持ちから読み始めた。そしたら、案外面白かったという話。

まぁ大河モノの魅力というのか、ある人々の若いころから亡くなるまでの生涯をずっと追ってゆくというのは、やはり特定の短期間を深く扱ったモノとはまた別の魅力がある。このへんは、ゲームで言うならば「俺の屍を超えてゆけ」「7(セブン)〜モールモースの騎兵隊〜」「ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜」あたりをプレイしている時の感覚に似ていると言えるかもしれない。未来のある若者もいつかは成長し、年老いて死んでいくのだ。そこには何か、人間の力を超越した宗教的な存在を感じてしまう。