MB13が摂取したもの

読んだもの、見たもの、食べたものなど、外から取り入れたもの全般についての感想を書いておくチラシの裏

設定ゴチャゴチャでバッティングして泣く

何の準備もないまま思いつきで個人用ラップトップのOSをLinuxにして、エディターがEmacsになって以来、言語環境で大変に苦労している。
Emacs自体の操作は大学時代にある程度触れていたし、卒論も謎の反骨精神からwordではなくmeadowを使いLaTeXで書いた時に.emacsも色々といじったので、殆ど苦労していない。

ただ、ググってもとにかくEmacsで"多言語環境"を簡単に実現する方法が簡単には見つからない。
英語まで含めても、出てくる情報の多くは

  1. Emacsで非ラテン文字言語(日本語)を入力する方法
  2. アカウントを複数作成してアカウント毎にロケールを変え、多言語環境を実現する方法

ばかりだ。でも違うんだよね。いくら日本語英語以外の言語を使うからって、日常的にそれをメインで使うわけではない。アカウント毎にロケールを変えると言われても、それじゃあ多言語の混ざった文章を書くときは、単語毎にユーザーを切り替えるのか?そんな面倒なことはしないだろう。

何がしたいのか、とりあえずwindows環境を振り返り目標を定める

windowsではどうなっていたのか

  1. [半角/全角]で日本語と直接入力を切り替え
  2. [alt]+[shift]でキーボードの切り替え(日→亜→露→希→日)

ということで、これと同じ、もしくはこれよりも簡単な環境を実現するのが目標。
個人的な好みとしてショートカットをいくつも覚えていきなり動作を実現するよりは、たとえ3,4回押すことになってもひとつのボタンで済むほうが楽なので、その方向で。

とりあえずEmacsで日本語

僕の場合debianを日本語環境で入れたので、何もしなくてもC-\で問題なくanthyが起動。ただこいつはどうしようもないIMEなので、Emacsで日本語を入力するときにはanthyの代わりにmozcが使われるように.emacsで指定して、まずは快適な日本語環境の作成。

;; mozcを起動してデフォルトに
(require 'mozc)
(setq default-input-method "japanese-mozc")

emacs23からはわざわざload-pathを通さなくてもapt-getでmozc.elを入れれば/usr/share/emacs/site-lisp/に自動的に入れてくれるので、.emacsにゴチャゴチャ書かずに済む。ゴチャゴチャは嫌いなので、そちらのスタイルで。emacswiki以外のどこでもこのやり方がオススメされていないのは何か問題があるのかもしれないが、まあ個人用PCでユーザーは僕一人だし、堅いことはいいのではないか。(sudoしなきゃいけないからダメってことなのかしら?)

mozcのキーバインドgoogle日本語入力そのままという感じなので、ブラウザなどでは[半角/全角]での直接入力と日本語の切り替えもきちんと動くが、emacsではこれをやるとインプットメソッドが混乱し始める。具体的には、mozcになっているのに直接入力しか出来なくなったり、直接入力になっているのにmozcの変換が起動したりしはじめ、更に[半角/全角]に当てはめてある文字を認識しなくなったり、キーボードのセッティングが英語のものになって記号が変なところに移動したり、泣きたくなるような状態に陥る。勘弁してほしい。

どうやら/etc/default/keyboardで設定したキーボードのトグル設定ともバッティングして、よくわからないことになっている模様。
うーん、CUIでもロシア語を打つためにはそちらしかないのだけど、なかなか面倒なことになったなあ。